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Saturday, 15 December 07, 05:04 AM · Comments(0)

CWCを知る前に、まずはトヨタカップを、そしてインターコンチネンタルカップを知っている人はいったいどれほどいるのだろう、とふと思う。簡単な流れはからいくとこうだ。

南米と欧州の明確な勢力図が浮き彫りになる毎に、その戦いの凄まじさは勢いを増し、事故や暴動による怪我人が後を断たなくなってきた。そこで、日本側が中立国での開催を提案。CWCの前身であるトヨタカップが日本で開催される運びとなった。

しかし、ここに至るまでには紆余曲折が存在し、謎も後を断たない。当時はプロリーグもなく、ワールドカップへ出た事もない国をなぜ開催国として選んだのか、歴史の浅いこの国でクラブ世界一を決める事をなぜ欧州や南米の国々は快諾したのか、多くの疑問は上がるにせよトヨタワールドカップは年を追う毎にポピュラーとなり、各クラブのステータスとなった。今年もその歴史的背景を辿り開催するCWC。ただ、日本のチームが参加し、試合を行うというのに、多くの日本人たちが相手チームのユニフォームをこぞって身に纏い、相手チームへ黄色い声援を送る、そんな国もまた珍しい。きっと日本でこの権威ある大会が開かれ、そして今も尚継続的に開かれている大元の要因はココにあるんだろうと思わずにはいられない。それが悪いといっている訳ではないのだが、せめて、レッズ応援席側で、ミランのユニフォームを着て平然と応援するのは、若干デリカシーに欠けはしないかと少々心配になる。

レッズvsミランの結果に対する感想は、当初の予想をどのように立てたかにより多少異なるだろう。善戦と讃える事も出来るし完敗と両断する事もできる。自国開催、初めてのCWC、これまでにない過酷なスケジュール、レッズの周囲を囲むあらゆる要素を差し引くと、やはりは善戦したという方が無難なのかもしれない。「スペースやカウンターを与えないように、我々は前半、中盤で我慢をした。そして、相手が注意を怠った時がチャンスであると思っていた。後半に入る前は、選手たちにスピードを上げていけと指示を出した」とアンチェロッティー監督が言うように、トータルで見れば攻めあぐねたのも確かにあるのだろうが、ほぼミランの手の平で試合は進んでいた。しかし、1vs0という結果よりもむしろ、自陣ゴール前で見せたディフェンスの粘り、ミランゴールまで迫った果敢なチャレンジにレッズの健闘は集約される。ヨーロッパの頂点を極めたトップレベルのクラブに対し、主導権は握られ攻め手も限定された中で、多少なりとも通用する部分が見られたのは、まさに善戦といっても言い試合内容のポジティブな結果であると信じて疑わない。

本音を述べるのではあれば、もう少し抵抗できたのでは…という淡い期待を微かに裏切られた事に対する遺憾の念を拭い切れないのも事実。レッズへの期待、ミランへの不安(リーグでの不振)により双方の力は実の所、僅かに縮まっているのではと恥ずかしながら思っていた。それはもはや机上の空論に過ぎなかったが…。

ココで負けたからといって終わりではない。レッズやエトワール・サヘルにはまだ3位決定戦が残っている。今年、この気持ちの切り替えがレッズには終盤の大きな課題となっているのは言わずもがな周知の事実。ACLの王者になった次の試合、天皇杯にて愛媛FCに敗戦。リーグではアントラーズ、横浜FCに破れ、さらにアントラーズに優勝までかっさらわれる始末。短期間での気持ちの切り替えが、CWCを経て一皮向けたとする大きな指標になる。この3位決定戦にこそ、レッズの真価が問われているのかもしれない。

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Posted by estadiodm | Comments (0)
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